学校歯科健診でむし歯と言われたら?結果用紙の見方と受診の目安
- 2026年8月13日
- コラム

目次

「学校歯科健診で、むし歯に丸がついていた」
「本人は痛くないと言っているけれど、すぐ歯医者へ行くべき?」
「夏休みまで待っても大丈夫?」
そう思いながら、結果用紙を冷蔵庫の横に貼ったまま数週間——ということは、決して珍しくありません。
先に結論をお伝えします。
「要受診」「C(むし歯)」「CO要相談」などに印がある場合は、痛みの有無だけで判断せず、学校から示された期限に従って早めに歯科医院へご相談ください。
一方、COやGOが「経過観察」の欄にある場合は、すぐに歯を削るという意味ではありません。家庭でのケアを見直し、必要に応じて、かかりつけ歯科医による継続的な管理へつなげるためのサインです。
この記事では、結果用紙を手元に置いたまま確認できるように、記号の意味、受診の急ぎ方、歯科医院で確認する内容まで順番に整理します。
まず30秒で確認|今日からの動き方
| 結果・お子さまの状態 | 目安となる行動 |
|---|---|
| 強い痛み、歯ぐきや頬の腫れ、発熱、眠れない、食べられない | 結果用紙の期限を待たず、できるだけ早く歯科医院へ連絡 |
| 「要受診」「C」「CO要相談」「歯肉の病気」「ZS」など | 通知に書かれた期限を確認し、後回しにせず予約 |
| CO・GOのみで「経過観察」 | 歯みがきや間食を見直し、かかりつけ歯科医での継続管理も検討 |
| 歯列・咬合・顎関節の指摘 | 緊急性は症状により異なる。痛みや口の開けにくさがあれば早めに相談 |
| 学校ではC、歯科医院では「今は治療不要」と言われた | 矛盾とは限らない。検査環境と判定の目的が異なるため、説明と次回確認時期を聞く |
大事なのは、「丸がついたら、その日に歯を削る」でも、「痛くないから放っておいてよい」でもないということです。
結果用紙は診断のゴールではありません。お子さまのお口を詳しく確認し、これからどう管理するかを考えるための入口です。
学校歯科健診は、病名や治療方法を確定する場ではありません

学校歯科健診と、歯科医院で行う診察には、それぞれ異なる役割があります。
学校では、限られた時間と環境のなかで多くの子どもたちを確認し、お口の状態を大きく三つに分けます。
- 現時点で、特に問題が見つからない
- 家庭や学校での指導・経過観察が必要
- 歯科医院で詳しい検査・相談・治療が必要
日本学校歯科医会も、学校で行われる歯・口の健康診断を、詳しい検査が必要な子どもを見つけるためのスクリーニング方式と説明しています。
つまり、学校歯科健診は、むし歯の深さや治療方法まで確定する精密検査ではありません。
「この場所は一度、歯科医院で詳しく確認したほうがよい」というサインを拾い上げる場です。
歯科医院では、診療用の照明のもとで歯の表面を確認し、必要に応じて汚れを取り除いたり、歯を乾燥させたりしながら観察します。
歯と歯の間など、目で見ただけでは判断しにくい場所については、保護者の方に必要性を説明したうえで、レントゲン撮影を検討することもあります。
さらに、
- 乳歯か永久歯か
- 歯が生えてからどのくらい経過しているか
- 生え変わりの途中か
- 過去にむし歯を繰り返していないか
- 汚れが残りやすい歯並びではないか
- お子さまが治療を受けられる状態か
といった点も合わせて、治療が必要なのか、予防処置を行うのか、経過を見られるのかを判断します。
そのため、学校で「C」と言われたものの、歯科医院で詳しく調べると「着色なので、今は削らずに経過を見ましょう」となることもあります。
反対に、学校では指摘されなかった歯と歯の間について、歯科医院で追加の確認が必要になる場合もあります。
結果が違ったからといって、学校歯科医または受診先の歯科医師のどちらかが間違っていると、直ちに判断できるものではありません。
C・CO・GOは何の記号?結果用紙の読み方
学校や自治体によって、結果用紙の書式や表現は少しずつ異なります。
最初に確認したいのは、記号だけではありません。
丸印が「経過観察」と「受診のすすめ」のどちらに入っているかを見てください。
日本学校歯科医会の標準的な歯・口腔の健康診断結果のお知らせでも、家庭で注意しながら経過を見る項目と、歯科医院で検査・治療・相談を受ける項目が分けられています。
C|治療が必要と考えられるむし歯
Cは、一般にむし歯を表す記号です。
結果用紙では「治療を必要とするむし歯があります」などと記載され、受診をすすめる欄に入ります。
Cに印がある場合は、本人が痛がっていなくても、歯科医院で治療の必要性と範囲を確認しましょう。
ただし、受診した当日に必ず歯を削るとは限りません。
まず診察を行い、必要な検査を選びます。お子さまの年齢や不安の強さ、むし歯の状態によっては、診療室に慣れる練習から始める場合もあります。
CO(シーオー)|穴は明らかでないものの、注意して見たい歯
COは「要観察歯」です。
明らかな穴は確認できないものの、白く濁っている、白い斑点がある、褐色に見えるなど、むし歯の初期変化が疑われ、注意深い観察が必要な歯を指します。
COは「すでに大きなむし歯」という意味ではありません。
しかし、「完全に問題がない」「そのまま何年も放置してよい」という意味でもありません。
大切なのは、
- 歯の表面に初期変化が起きているのか
- 汚れが残りやすい場所なのか
- 歯みがきが届いているか
- 間食や飲み物の回数が多くなっていないか
- 前回から色や形が変わっていないか
を確認することです。
用紙に「CO要相談」と書かれている場合や、受診をすすめる欄に印がある場合は、歯科医院で詳しく確認してください。
単にCOと記され、経過観察欄に入っている場合でも、自己判断で放置せず、かかりつけ歯科医の管理のもとで変化を追えると安心です。
GO(ジーオー)|軽い歯肉炎が見られる状態
GOは「歯周疾患要観察者」を表す記号です。
歯ぐきに軽い腫れや出血があり、歯みがきや生活習慣を改善しながら経過を見たい状態を指します。
「子どもなのに歯周病?」と驚くかもしれませんが、GOは、大人に見られる進行した歯周病と同じ意味ではありません。
乳歯と永久歯が混在する時期は、歯の高さや並びがそろっていないため、歯ブラシが届きにくくなります。
中学生以降になると、部活動や塾で生活時間が変わったり、間食の機会が増えたり、思春期の影響が重なったりして、歯ぐきに炎症が出ることもあります。
歯みがきの際に血が出るからといって、その場所を避けてしまうと、さらに歯垢が残りやすくなります。
力任せにこするのではなく、どこに歯ブラシを当てればよいか、どの程度の力で磨けばよいかを歯科医院で確認することが改善への近道です。
歯垢・ZS・歯列咬合・要注意乳歯も見落とさないで
結果用紙には、C・CO・GO以外の項目もあります。
- 歯垢:むし歯や歯肉炎の原因となる汚れが多く残っている
- ZS:歯石が付着しており、処置や歯みがき指導を受けたほうがよい
- 歯列・咬合:歯並びや噛み合わせについて観察や相談が必要
- 顎関節:口の開けにくさ、痛み、音などについて確認が必要
- 要注意乳歯(×):永久歯への生え変わりを踏まえ、抜歯を含む対応を検討することがある乳歯
歯並びの欄に印がついても、すぐに矯正治療を始めなければならないという意味ではありません。
現在の生え変わりや顎の成長を確認し、経過を見られる状態なのか、相談する時期に来ているのかを整理するための指摘です。
歯並びや噛み合わせについて詳しく知りたい方は、当院の小児矯正の考え方もご覧ください。
痛くないのに、なぜ受診したほうがいいの?
むし歯の重さを、痛みだけで判断することはできません。
日本歯科医師会も、むし歯は初期から必ず痛みが出るわけではなく、進行することで痛みや歯の神経への影響が現れると解説しています。
子どものお口では、特に次の事情が重なります。
乳歯は小さく、変化を外から読み取りにくい
「黒くないから大丈夫」「穴が見えないから大丈夫」とは限りません。
奥歯の溝や歯と歯の間は、ご家庭では見えにくい場所です。
また、幼いお子さまは痛みや違和感をうまく言葉にできず、食べる側を無意識に変えている場合もあります。
食事中にいつも同じ側だけで噛む、冷たいものを避ける、仕上げ磨きで決まった場所だけ嫌がるといった様子があれば、受診時に伝えてください。
生えたばかりの永久歯は、歯ブラシが届きにくい
6歳前後になると、乳歯のさらに奥から第一大臼歯が生えてきます。
永久歯ですが、乳歯が抜けずに生えてくるため、保護者の方が乳歯だと思っていることも少なくありません。
完全に生えきるまでは歯ぐきに一部が隠れ、噛む面の位置もほかの歯より低いため、いつもどおり歯ブラシを動かしているだけでは毛先が届かないことがあります。
「しみない」は、進行していない証明にはならない
自覚症状の出方は、むし歯の場所や深さによって異なります。
痛みがない段階で確認できれば、削る治療が必要か、予防中心で管理できるかを落ち着いて検討しやすくなります。
ここでお伝えしたいのは、不安をあおることではありません。
痛みがない今だからこそ、急な症状に追われず、必要な検査や説明を受けやすいと考えてみてください。
いつまでに行く?「症状」と「通知欄」で判断します

学校歯科健診の結果について、全国一律で「必ず何日以内に受診する」という期限が決まっているわけではありません。
学校から提出期限や受診期限を指定されている場合は、その案内を優先してください。
そのうえで、次の順番で急ぎ方を判断します。
1|痛み・腫れ・発熱があるなら、通知の期限を待たない
次のような症状がある場合は、学校の結果用紙とは別に早めの対応が必要です。
- 強い痛みで眠れない
- 頬や歯ぐきが腫れている
- 発熱がある
- 食事や水分を取りにくい
- 歯ぐきから膿のようなものが出ている
- 転倒や衝突で歯をぶつけた
- 歯が大きく欠けた、抜けた、動いている
予約時には、いつから症状があるか、腫れや発熱があるか、食事ができているかを伝えてください。
2|受診のすすめに印があるなら、長期休みまで寝かせない
C、CO要相談、歯肉の病気、ZS、要注意乳歯などが「治療や検査等が必要な項目」に入っている場合は、予定を立てられる時点で予約しましょう。
「夏休みになったら行こう」「本人が痛がったら行こう」と待っている間に、状態が変わる可能性があります。
症状のないうちに診察を受けるほうが、急な痛みに追われず、お子さまも落ち着いて診療室に慣れやすくなります。
学校への提出用紙がある場合は、受診日に忘れず持参してください。
3|経過観察だけでも「何もしない」にはしない
COやGOが経過観察欄にある場合は、歯を削る治療を急ぐという意味ではありません。
ただし、歯ブラシを新品に替えるだけ、甘いものを全面禁止にするだけでは、原因に合った対策にならないことがあります。
確認したいのは、
- どの歯の、どの面に変化があるのか
- 歯ブラシが届きにくい理由は何か
- おやつの量よりも回数が増えていないか
- 甘い飲み物を少しずつ長時間飲んでいないか
- 次にいつ状態を確認するのか
という点です。
確認する場所と次回の時期が具体的になれば、家庭でのケアも続けやすくなります。
当院の予防歯科では、ご家庭で行うセルフケアと、歯科医院で行うケアの組み合わせについてご案内しています。
学校と歯科医院で結果が違っても、慌てなくて大丈夫です
保護者の方が戸惑いやすいのが、「学校ではCだったのに、歯科医院では今すぐ治療する必要はないと言われた」という場面です。
学校歯科健診では、多くの子どもを限られた時間で確認します。
歯科医院のように、汚れを取り除き、歯を乾燥させ、必要な角度から時間をかけて調べたり、レントゲンで歯と歯の間を確認したりすることには限界があります。
そのため、着色や深い溝を「詳しい確認が必要」として拾い上げる場合があります。
これは、問題を見逃さないためのスクリーニングとして不自然なことではありません。
歯科医院で詳しく確認した結果、次のような結論が考えられます。
- 着色はあるが、穴は確認できない
- COとして、今すぐ削らず変化を追う
- フッ素塗布や歯みがきの改善を優先する
- 歯と歯の間を追加で確認する必要がある
- 実際に治療が必要なむし歯である
「治療はしなくてよい」と言われても、それだけで説明を終わらせず、
- 学校では、どの歯を指摘されたのか
- 歯科医院では、どのような状態と判断したのか
- 今削らない場合は、何を目印に変化を見るのか
- 家庭では、どこを重点的に磨くのか
- 次はいつ確認するのか
まで聞いておくと安心です。
「むし歯か、むし歯ではないか」の二択だけで考えず、次の確認時期まで決めることが大切です。
受診すると何をする?当日の流れを先に知っておこう
初めての歯科医院は、お子さまだけでなく保護者の方も身構えるものです。
一般的な確認の流れを知っておくと、受診の準備をしやすくなります。
結果用紙と現在の様子を確認する
最初に、学校でどの項目に印がついたかを確認します。
あわせて、次のようなことも伺います。
- 痛みや食べにくさがあるか
- いつも同じ側で噛んでいないか
- 冷たいものを嫌がらないか
- 直近の歯科受診歴
- 過去の治療経験
- 歯科医院への怖さの程度
- 服用中の薬やアレルギー
学校への返却欄がある用紙は、受付時にお渡しください。
指摘された歯だけでなく、お口全体を見る
学校で指摘された1本だけを確認して終わるとは限りません。
乳歯と永久歯の生え変わり、磨き残し、歯ぐき、歯並び、噛み合わせなど、お口全体を確認します。
学校健診をきっかけに、本人も保護者の方も気づかなかった、生えかけの永久歯や磨きにくい場所が見つかることもあります。
必要な検査を選ぶ
レントゲン撮影は、すべてのお子さまへ機械的に行うものではありません。
歯と歯の間など、見た目だけでは判断しにくい場所がある場合に、年齢や必要性を考慮し、保護者の方へ説明したうえで検討します。
「治療」「予防」「経過観察」を分けて説明する
確認した内容を、
- 治療が必要な歯
- 予防処置を検討する歯
- 定期的に変化を見る歯
- 家庭で磨き方を変えたい場所
に分け、優先順位を共有します。
初診日にすべてを終わらせることより、お子さまが無理なく続けられる順番を決めるほうが大切な場合もあります。
TOKYO DENTAL OFFICE 西新宿の小児歯科では、お子さまの表情や反応を見ながら、できるだけ不安を小さくできるよう配慮しています。
最初から無理にすべてを進めるのではなく、まずお口の中を確認し、保護者の方と今後の進め方を相談します。
歯医者を怖がる子に、受診前にできること
お子さまが歯科医院を嫌がると、
「何もしないから大丈夫」
「痛くないから心配しなくていいよ」
「ちゃんとできたら、ごほうびをあげる」
と説得したくなるかもしれません。
しかし、実際に検査や処置が必要になったとき、「言っていたことと違う」と感じさせてしまう場合があります。
受診前は、結果や処置を断定せず、予定だけを短く伝えてみてください。
「歯の数と、学校で見つけてもらったところを見てもらおう」
「どうしたら歯を守れるか、先生に聞きに行こう」
このくらいで十分です。
反対に、「歯みがきしないと、歯医者さんで削られるよ」と、歯科医院を罰のように使うのは避けたいところです。
受診当日は、可能であれば眠気や空腹が強い時間を避けます。本人が気に入っている小さなタオルなどがあれば、持参してもよいでしょう。
泣いてしまっても、受診が失敗したわけではありません。
診療室に入れた、椅子に座れた、口を少し開けられた。どれも次の受診につながる一歩です。
通知をもらった日からできる、家庭での3つの確認
予約日までの間に、完璧な歯みがきを目指す必要はありません。
まずは、次の三つを見直してみてください。
1|夜の仕上げ磨きで「生えかけの奥歯」を見る
今ある奥歯のさらに後ろに、背の低い歯が顔を出していないでしょうか。
生えかけの永久歯は、ほかの歯より低い位置にあるため、歯ブラシをいつもどおり横へ動かすだけでは毛先が届かないことがあります。
歯ブラシを横から差し込むように当てると、噛む面を磨きやすくなる場合があります。
痛がる場所、出血する場所、いつも食べ物が挟まる場所があれば、受診時に伝えましょう。
2|おやつの中身だけでなく、口にする回数を見る
甘いものを一度食べたから、直ちにむし歯になるわけではありません。
確認したいのは、少量でもだらだらと食べ続けたり、甘い飲み物を何度も口にしたりして、お口の中が休みにくい状態になっていないかという点です。
叱る材料にはせず、まず一日の飲食を一緒に振り返ってみてください。
学校、学童、塾、習い事、スポーツ中の補食まで書き出すと、改善できそうな時間帯が見つかることがあります。
3|出血した場所を覚えておく
GOに印がある場合は、どこから血が出るかを確認します。
強くこすって、わざと出血させる必要はありません。
前歯か奥歯か、右か左かという程度でも、診療時の手がかりになります。
歯科医院は、家庭での頑張りを採点する場所ではありません。
続けにくい理由も含めて歯科医師や歯科衛生士と共有し、ご家庭に合う方法を一緒に探すための場所です。
学校への提出用紙・持ち物・費用で迷ったら
受診前に、次のものを準備しておくとスムーズです。
- 学校から受け取った歯科健診の結果用紙・受診票
- マイナ保険証または資格確認書など
- 自治体の子ども医療証
- お薬手帳または服用中の薬が分かるもの
- 過去の治療やアレルギーに関する情報
学校の用紙に歯科医療機関の記入欄がある場合は、受診後、学校からの案内に従って提出します。
治療が複数回にわたる場合は、「継続中」「経過観察」などの扱いになることもあるため、提出のタイミングを学校と歯科医院へ確認してください。
費用は、診察や治療の内容、健康保険の適用、自治体の医療費助成によって異なります。
「学校の用紙を持っていけば、すべて無料になる」とは限りません。
予約時または受付で、医療証の利用や当日の持ち物を確認しておくと安心です。
当院を初めて受診される方は、初診時の持ち物と診療の流れも事前にご確認ください。
西新宿で、学校健診後の「その先」まで考える小児歯科

学校歯科健診で見つかった1本を治して終わり——では、次の健診で、また同じような場所に印がつくかもしれません。
なぜ、そこに汚れが残ったのか。
歯が生えかけだったのか、歯並びが重なっていたのか、仕上げ磨きが難しい時期だったのか、間食の時間が増えていたのか。
背景まで一緒に見直せば、健診通知は「悪かった場所の一覧」ではなく、次の一年のお口を守るための手がかりになります。
TOKYO DENTAL OFFICE 西新宿では、むし歯の確認と治療だけでなく、歯みがき指導、フッ素塗布、シーラント、定期的なチェック、歯並びや噛み合わせの相談まで、お子さまの成長に合わせて対応しています。
すべてのお子さまへ同じ予防処置や同じ通院頻度を当てはめるのではなく、お口の状態と生活背景を確認したうえで、必要な方法を検討します。
また、「初回から泣かずに治療できること」だけをゴールにはしません。
怖さの感じ方や、できることは一人ひとり異なります。
お口の中を見る、診療台に座る、器具を知る。できることを少しずつ増やしながら、将来も歯科医院と付き合っていける土台をつくることを大切にしています。
当院はイオンフードスタイル西新宿店内2階にあり、西新宿駅、中野坂上駅、西新宿五丁目駅、都庁前駅方面から通院いただけます。
詳しい所在地と各駅からの道順は、アクセスページでご案内しています。
よくある質問
学校歯科健診でCと言われました。痛くなくても受診が必要ですか?
はい。Cや「要受診」に印がある場合は、痛みがなくても歯科医院で詳しい確認を受けてください。
むし歯は、初期から必ず痛むわけではありません。
学校から提出期限を指定されている場合はその案内に従い、長く後回しにしないことが大切です。
COなら、歯医者へ行かなくてもよいですか?
用紙のどの欄に印があるかで対応が変わります。
「CO要相談」または受診をすすめる欄に入っている場合は、歯科医院へご相談ください。
経過観察欄のCOでも、家庭でのケアだけで終わらせず、かかりつけ歯科医による継続管理を検討しましょう。
COは、今すぐ削るとは限らない一方、そのまま放置してよいという意味でもありません。
学校ではむし歯、歯科医院では治療不要と言われました。どちらを信じればよいですか?
学校歯科健診と歯科医院では、役割と検査環境が異なるため、結果が違うことがあります。
学校歯科健診は、精密検査が必要な可能性を拾い上げるスクリーニングです。
歯科医院で「今は治療不要」と言われた場合は、単なる着色なのか、COとして経過を見るのか、次回はいつ確認するのかまで説明を受けると安心です。
学校の結果用紙を忘れても診てもらえますか?
診察自体は可能な場合が多いものの、学校が指摘した部位の確認や、受診結果欄への記入のため、結果用紙は持参するのが確実です。
忘れた場合は、学校から再発行してもらえるか、歯科医院へ後日持参できるかをご確認ください。
歯医者を怖がり、口を開けられないかもしれません
予約時に、その旨をお伝えください。
当院では、お子さまの表情や反応を確認しながら、まずお口の中を見るところから進めます。
初回にすべてできなくても、それだけで通院が無駄になるわけではありません。
歯並びに印がありました。すぐに矯正が必要ですか?
印がついたことだけで、矯正治療の開始が決まるわけではありません。
生え変わりや顎の成長を見ながら経過観察できる場合もあります。一方で、相談する時期が大切なケースもあるため、現在の状態と次に確認する時期を整理しておきましょう。
学校健診で異常なしなら、歯科医院での定期検診は不要ですか?
学校歯科健診は大切な機会ですが、歯科医院で行う継続的な管理とは役割が異なります。
異常なしだった場合でも、磨きにくい場所、生え変わり、歯並び、生活習慣の変化まで継続して確認するため、かかりつけ歯科医での定期的なチェックをご検討ください。
その丸印は、親子への「減点」ではありません
学校から「むし歯があります」という結果用紙を渡されると、保護者の方は「仕上げ磨きが足りなかったのかな」と落ち込むかもしれません。
けれども、子どものお口の中は、成長とともに大きく変わります。
乳歯が抜け、背の低い永久歯が生え、生活の範囲が広がり、保護者の方の目が届かない場所で飲食する機会も増えていきます。
学校歯科健診の丸印は、歯みがきや子育ての成績表ではありません。
今のお口に起きている変化へ気づき、次の行動を決めるための目印です。
「CなのかCOなのか分からない」
「痛くないけれど、いつ連れて行けばよいか迷う」
「歯医者を怖がるので、まず相談から始めたい」
そのままの状態で大丈夫です。
結果用紙をお持ちのうえ、TOKYO DENTAL OFFICE 西新宿へご相談ください。
お子さまの現在のお口を確認し、治療が必要な場所、見守れる場所、ご家庭で取り組めることを一緒に整理します。
監修者情報

監修:医療法人社団 旺誠会 理事長・TOKYO DENTAL OFFICE 西新宿 院長 酒井 敏貴
- 2010年 日本大学歯学部卒業
- 歯科医師
- 歯科感染管理第二種
- 口腔感染症予防外来認定医
- 日本補綴歯科学会、日本歯周病学会、日本口腔インプラント学会ほか所属
※本記事は、一般的な歯科情報の提供を目的としています。実際の診断、治療の必要性、受診時期は、お子さまの症状や診察結果によって異なります。強い痛み、腫れ、発熱、外傷などがある場合は、記事内の目安にかかわらず歯科医療機関へご相談ください。





